オトナチック
私は杉下くんの顔を見つめた。

彼の口に私の料理はあっているのだろうか…?

杉下くんは一瞬だけ目を見開いたけれど、またすぐに炒飯を口に入れた。

えっ、今の反応は何なの?

美味しかったの?

それとも、マズかったの?

何にも答えようとしない杉下くんの顔を見つめていたら、
「どうかしたのか?」

それに気づいたと言うように、杉下くんが声をかけてきた。

「えっ…その、お口にあったのかなと思って…」

そう言った私に、
「美味いよ」

杉下くんはそう答えた後、また炒飯を口に入れた。
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