黄金と四聖獣
その言葉に、三人で素直に頷くと、
それを見て、女将さんが満足そうに
「よろしい」
と言った。
そしてその後笑って
「もう、夕食の用意も出来てますぞ」
と言った。
その言葉で、自分がお腹が空いていたことに
気がつく。
「わぁ、ご飯」
私がと、両手を合わせて喜ぶと
シオン様もウキウキしたように目を輝かせて
いた。
それをみて、エーラは穏やかな表情で少しだけ
笑った。
「夕食のあとは枕投げですぞ!」
女将さんが張り切った様子でいうと、
私達3人の動きがそのままの状態で停止した。
わ…忘れてた、枕投げ…
その夜、夕食を食べ終わった私たちは、
強制的な枕投げのあと、またしても
行き倒れるように眠ったのであった。