黄金と四聖獣



聞き覚えのある声に、振り返りたいけれど



首を掴まれていてできない。





エーラとシオン様は、その声の主をみて、



驚いて固まっている。




「その子を放しておやり」


という声で、私の首を掴んでいた手が無くなる





ゲホゲホと、咳込んでから声がした方を見ると



やはり、声の主は






女将さんだった。





「…なぜ、ここに?女将さん」


そうシオン様が眉を潜めて問う。







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