黄金と四聖獣
そのシオン様の言葉に、女将さんは唖然とする
その後シオン様はこちらを向く。
「すまないが、また危険な橋を渡る。共を頼めるか?エーラ、フィアネ、クオン」
「もちろんです」
「私達は来るなって言われてもついていきますよ?ね、クオン?」
私はそう言ってクオンを見ると、クオンは、
ピィーと鳴いた。
私達の言葉を聞いた後、シオン様は微笑んだ。
「女将?祠への道を教えてくれ。」
シオン様がそう女将さんに尋ねると、
「嫌じゃ」
と、女将さんは即答する。
「なぜ?」
「白虎様のためとはいえ、あんた方が死んでしまったら、あたしゃ自分を許せないよ!」
女将さんはすごい剣幕で言った。