黄金と四聖獣
「…あいつも、冷酷になりきれない所があるな」
そうシオン様がゼンに言葉を返す。
「でなければ、私はとっくに殺されている」
「…そのうち、足元救われそうだな現王は」
ゼンのその言葉を、エーラもシオン様も
否定はしなかった。
…優しすぎる者は、王にはなれない…。
それは、最もなことなのだろうというのも
わかる…。
でも…優しい王が国をおさめ、内乱も戦争も
ない世界ができるなら。
それが一番だと思うのは、甘っちょろい
私だけなのかもしれないな…
私はそんなことを思いながら、ひたすらに
三人の後ろをひたすら歩いた。