黄金と四聖獣
「ずいぶんと卑怯な真似してんじゃねぇか役人ども」
挑発気味に、にやりと口角を上げながら言う
ゼンの言葉に、役人たちは次々と引っかかった
「なんだと!?」
「どこから湧いて出た!」
「我々を愚弄するとは何事だ!!」
役人たちは、次々と罵声を発しながら、
ゼンに向かって突進する。
…正直…これほど狙いやすい的は無いわ…
そう思いながら、私は木の上から弓の弦を
引き、めいっぱい引き付けてから弓を放った。
それは一人の役人に命中し、他の役人たちは
驚いてこちらを見上げた。
「…女だ!木の上に女もいるぞ!!」
私を思い切り指さして、そう怒鳴る役人を
ゼンは一瞬で間合いを詰めて、鋭い爪がある
大きな手で張り倒した。