となりの専務さん
いろいろってなんですか? って聞きたいけど……さすがにそれは聞いちゃいけない……。
でも……。
「……つ、疲れていませんか? ご実家にも行ったって言ってたし……」
「いや、大丈夫だよ」
「お、お腹は空いていませんか?」
「うん、食べてきたから大丈夫」
「えと……」
どうしよう。葉津季さんとのことは聞かないようにって意識すると、うまく話せない。
「どうしたの? なんか変だよ?」
「い、いえ……」
専務が眉をひそめて私に聞く。葉津季さんとのことが気になって……なんて言えない。
……でも。ほんの少し、ほんの少しなら……。
専務が話したくなければそれ以上は聞かないし、そこまで深い話じゃなければ、多少は聞いても……。
「大丈夫? ほんとになにもない?」
「その……」
専務にもう一度尋ねられ、私は……。
「……葉津季さんとは、どういう関係なんですか……?」
……と質問した。
……あ、これ、もしかして結構つっこんだ質問だった?
「あ、あの、答えなくなければべつにーー」
「言ったじゃん。婚約者だよ」
「その……それはそうなんですが……。
ちなみに、その関係はいつからなんですか?」
「んー、そういう話があったのは結構昔からかな。
本格的に結婚を前提に付き合い始めろって父親に言われたのは三年前」
「三年……結構長いですね」
「でもべつになにもないよ。付き合ってもないしさ。葉津希とのことを父親にいちいちいろいろ言われるのも、家出の原因のひとつ」
「そうなんですか……」
私は、ふたりが並んで歩く姿を、とてもお似合いだと思った。それに、仲がよさそうにも見えた。
でも……。
「……つ、疲れていませんか? ご実家にも行ったって言ってたし……」
「いや、大丈夫だよ」
「お、お腹は空いていませんか?」
「うん、食べてきたから大丈夫」
「えと……」
どうしよう。葉津季さんとのことは聞かないようにって意識すると、うまく話せない。
「どうしたの? なんか変だよ?」
「い、いえ……」
専務が眉をひそめて私に聞く。葉津季さんとのことが気になって……なんて言えない。
……でも。ほんの少し、ほんの少しなら……。
専務が話したくなければそれ以上は聞かないし、そこまで深い話じゃなければ、多少は聞いても……。
「大丈夫? ほんとになにもない?」
「その……」
専務にもう一度尋ねられ、私は……。
「……葉津季さんとは、どういう関係なんですか……?」
……と質問した。
……あ、これ、もしかして結構つっこんだ質問だった?
「あ、あの、答えなくなければべつにーー」
「言ったじゃん。婚約者だよ」
「その……それはそうなんですが……。
ちなみに、その関係はいつからなんですか?」
「んー、そういう話があったのは結構昔からかな。
本格的に結婚を前提に付き合い始めろって父親に言われたのは三年前」
「三年……結構長いですね」
「でもべつになにもないよ。付き合ってもないしさ。葉津希とのことを父親にいちいちいろいろ言われるのも、家出の原因のひとつ」
「そうなんですか……」
私は、ふたりが並んで歩く姿を、とてもお似合いだと思った。それに、仲がよさそうにも見えた。