となりの専務さん
「あのあのあのあのあの……」
め、目が回りそうだ。
目の前にいるのは、人生で初めてできた彼氏、のお父さんで、しかも、本来私がこんな風に話すことはないはずの会社の社長で。
しかも、社長はさっきからにこにことずっと同じ笑顔で私のことを見るだけで、とくになにも言わない。
な、なにを考えているの‼︎? 私から専務の話をしだした方がいいの‼︎? それは変‼︎⁉︎
……パニックになりかけていた私に、社長はようやく。
「……ふふ」
「え?」
「いや、ごめん。困らせちゃったね。でも、かわいいね、君。……そんなところが、涼太は好きになったのかな?」
「!」
や、やっぱり専務の話でした! って、専務が私に話しかけるってことは当然そのことなんだろうけど!
「あ、あの、ごあいさつが遅れまして! あの、専務……響さ……りょ、涼太さんと、その、その……」
「うん。こちらこそ。亮太の父です。あはは」
社長はやさしく笑うと、やっぱりにこにことほほえみながら、私を見つめた。
「えと……」
「ん?」
えーと……なにを言えばいいんだろう……!
社長はすっごくいい人だ。こんな私に、さっきからずっと笑いかけてくれてる。
……でもなんていうか……ちょっとなにを考えているかわからないというか……なんてことも思ってしまったり……。
すると。
「石川さん、今度の土曜日はヒマかい?」
社長に、突然そんなことを聞かれた。
め、目が回りそうだ。
目の前にいるのは、人生で初めてできた彼氏、のお父さんで、しかも、本来私がこんな風に話すことはないはずの会社の社長で。
しかも、社長はさっきからにこにことずっと同じ笑顔で私のことを見るだけで、とくになにも言わない。
な、なにを考えているの‼︎? 私から専務の話をしだした方がいいの‼︎? それは変‼︎⁉︎
……パニックになりかけていた私に、社長はようやく。
「……ふふ」
「え?」
「いや、ごめん。困らせちゃったね。でも、かわいいね、君。……そんなところが、涼太は好きになったのかな?」
「!」
や、やっぱり専務の話でした! って、専務が私に話しかけるってことは当然そのことなんだろうけど!
「あ、あの、ごあいさつが遅れまして! あの、専務……響さ……りょ、涼太さんと、その、その……」
「うん。こちらこそ。亮太の父です。あはは」
社長はやさしく笑うと、やっぱりにこにことほほえみながら、私を見つめた。
「えと……」
「ん?」
えーと……なにを言えばいいんだろう……!
社長はすっごくいい人だ。こんな私に、さっきからずっと笑いかけてくれてる。
……でもなんていうか……ちょっとなにを考えているかわからないというか……なんてことも思ってしまったり……。
すると。
「石川さん、今度の土曜日はヒマかい?」
社長に、突然そんなことを聞かれた。