となりの専務さん
「そんな……」
社長が私をよく思っていないのは明らかだった。
それでも、がんばればいつかはきっとわかっていただけるって思ってた。
けど、こんなに早く私と専務を別れさせようと動くなんて……。
しかも、別れなければ役職を外すって……。
専務は、社長のことはあまり好きじゃない様子だ。
でも、仕事には、なによりも誰よりも誇りを持っている人なのにーー……。
「あ、誤解しないでくださいね。私は、広香さんと涼ちゃんを別れさせるためにここに来たわけではないです。私も似たような立場だし、そうでなくても私にはそんなこと言える権利ないし……なにより、私も涼ちゃんのこと大好きなんです。あ、もちろん幼なじみとしてですよ。涼ちゃん、ひねくれたところあるし、昔から誰かのことを好きになるっていうのがほとんどなくて……だから、好きな子ができたって聞いて、すごくうれしくなったんです。今日、実際に広香さんに会ってみて、本当にいい人だなって思いましたし」
「そんな……私なんて……」
「自信持ってください。おじ様になんと言われようと、広香さんはあの涼ちゃんが選んだ方なんですから」
葉津季さんが力強くそう言ってくれて、なんだか泣きそうになった。
「本当は、今日来るかどうかは悩んだんです。話したところで、広香さんをただ戸惑わせてしまうだけかなと思い」
「いえ、そんな……来ていただけて、話していただけて、本当によかったです」
社長が私をよく思っていないのは明らかだった。
それでも、がんばればいつかはきっとわかっていただけるって思ってた。
けど、こんなに早く私と専務を別れさせようと動くなんて……。
しかも、別れなければ役職を外すって……。
専務は、社長のことはあまり好きじゃない様子だ。
でも、仕事には、なによりも誰よりも誇りを持っている人なのにーー……。
「あ、誤解しないでくださいね。私は、広香さんと涼ちゃんを別れさせるためにここに来たわけではないです。私も似たような立場だし、そうでなくても私にはそんなこと言える権利ないし……なにより、私も涼ちゃんのこと大好きなんです。あ、もちろん幼なじみとしてですよ。涼ちゃん、ひねくれたところあるし、昔から誰かのことを好きになるっていうのがほとんどなくて……だから、好きな子ができたって聞いて、すごくうれしくなったんです。今日、実際に広香さんに会ってみて、本当にいい人だなって思いましたし」
「そんな……私なんて……」
「自信持ってください。おじ様になんと言われようと、広香さんはあの涼ちゃんが選んだ方なんですから」
葉津季さんが力強くそう言ってくれて、なんだか泣きそうになった。
「本当は、今日来るかどうかは悩んだんです。話したところで、広香さんをただ戸惑わせてしまうだけかなと思い」
「いえ、そんな……来ていただけて、話していただけて、本当によかったです」