となりの専務さん
まだまだ、前途多難。
社長にも、お付き合いは許してもらえたけど、結婚を許してもらったわけではない。反対されてるわけではないけど……きっとまだ許されない。
でも、二年前とは違う。もっと前向きな気持ちで……いつかちゃんと専務のお嫁さんになれるようにもっとがんばろうって思うんだ。
自分にも、もっと自信が持てるように。
「専務、なに見てるんですか?」
ある日の休日。
専務のお部屋でいっしょにまったりしていたら、ふと、専務がなにかを真剣に見ていることに気づいた。パンフレット……かな?
「これ? 結婚式のパンフレット。この前、葉津季にもらってたの思い出した」
「え⁉︎ 葉津季さん結婚するんですか⁉︎」
「そうじゃないよ。まあ、交際は順調みたいだけど」
「葉津季さんも、お父さんに交際を許してもらえてよかったですね」
「うん。ていうか、今ふたりきりなんだけど?」
「え?」
「ふたりきりの時はなんて呼ぶんだっけ?」
あ、出た。専務の意地の悪い笑顔。
う〜〜、まだ恥ずかしいって言ってるのに。
「りょ、涼太さん……」
「さん、はいらないけど……。まぁいちや、よくできました」
そう言って専……涼太さん、は私に手招きして……私を涼太さんのとなりに座るように促した。
涼太さんのとなりに座ると、涼太さんがそっと私の肩を抱き寄せた。
「え、えと、そのパンフレット、なんでもらったんですか?」
緊張をごまかすように涼太さんに聞くと。
社長にも、お付き合いは許してもらえたけど、結婚を許してもらったわけではない。反対されてるわけではないけど……きっとまだ許されない。
でも、二年前とは違う。もっと前向きな気持ちで……いつかちゃんと専務のお嫁さんになれるようにもっとがんばろうって思うんだ。
自分にも、もっと自信が持てるように。
「専務、なに見てるんですか?」
ある日の休日。
専務のお部屋でいっしょにまったりしていたら、ふと、専務がなにかを真剣に見ていることに気づいた。パンフレット……かな?
「これ? 結婚式のパンフレット。この前、葉津季にもらってたの思い出した」
「え⁉︎ 葉津季さん結婚するんですか⁉︎」
「そうじゃないよ。まあ、交際は順調みたいだけど」
「葉津季さんも、お父さんに交際を許してもらえてよかったですね」
「うん。ていうか、今ふたりきりなんだけど?」
「え?」
「ふたりきりの時はなんて呼ぶんだっけ?」
あ、出た。専務の意地の悪い笑顔。
う〜〜、まだ恥ずかしいって言ってるのに。
「りょ、涼太さん……」
「さん、はいらないけど……。まぁいちや、よくできました」
そう言って専……涼太さん、は私に手招きして……私を涼太さんのとなりに座るように促した。
涼太さんのとなりに座ると、涼太さんがそっと私の肩を抱き寄せた。
「え、えと、そのパンフレット、なんでもらったんですか?」
緊張をごまかすように涼太さんに聞くと。