となりの専務さん
デート、って言ってたのはそういうこと⁉︎ 私に服をプレゼントするのがいっしょに出かける理由だったの⁉︎
私は必死に専務を止めようとするけど、専務は至って冷静に答えた。
「俺は君に結婚してほしいから、そんな君のためになにかしたくて」
「え?」
「この前も言ったでしょ」
……確かに、この前も言われた。結婚してほしい、と。でも。
「……そんな、婚約者さんの代わりに結婚してほしいだなんて言われても、困りますから! こんな風にプレゼントしていただいたって、結婚はできません! だから、ここで服を買っていただく理由はなにひとつ……」
言いかけたところで、突然、専務の顔が私にグイッと近づいた。
そして、専務の右手が私の顎をクイ、と持ち上げると。
ーーちゅっ。
「!⁉︎」
突然、専務の唇が私に、触れた。
「××△△○○〜〜ッツ!!!⁉︎」
男性とキスなんてしたことのない私は、瞬時に顔を赤くさせ、パニックになることしかできない。
といっても、唇にキスされたわけじゃなくて、唇すれすれ……の、唇じゃない頬部分へのキスではあったんだけど……。
それでも、まったく意味がわからない! なんで急にキスしたんですか!⁉︎
一方の専務は、表情も態度もまったく変えずに、恐ろしいくらいに冷静に言った。
「今俺は、君にセクハラをしました」
「え!⁉︎」
「会社に訴えられたら、クビになってしまうかもしれない」
「⁇」
「お詫びに、服をプレゼントさせてください」
「……」
そんなこと言われても、専務が私のためにプレゼントをしようとしてくれてることに代わりはなくて。
結婚したいと言っているのも、その相手は私じゃなくて誰でもよくて。それにお応えすることもできないから服をプレゼントしていただく理由がなくて。
……だから。
私は必死に専務を止めようとするけど、専務は至って冷静に答えた。
「俺は君に結婚してほしいから、そんな君のためになにかしたくて」
「え?」
「この前も言ったでしょ」
……確かに、この前も言われた。結婚してほしい、と。でも。
「……そんな、婚約者さんの代わりに結婚してほしいだなんて言われても、困りますから! こんな風にプレゼントしていただいたって、結婚はできません! だから、ここで服を買っていただく理由はなにひとつ……」
言いかけたところで、突然、専務の顔が私にグイッと近づいた。
そして、専務の右手が私の顎をクイ、と持ち上げると。
ーーちゅっ。
「!⁉︎」
突然、専務の唇が私に、触れた。
「××△△○○〜〜ッツ!!!⁉︎」
男性とキスなんてしたことのない私は、瞬時に顔を赤くさせ、パニックになることしかできない。
といっても、唇にキスされたわけじゃなくて、唇すれすれ……の、唇じゃない頬部分へのキスではあったんだけど……。
それでも、まったく意味がわからない! なんで急にキスしたんですか!⁉︎
一方の専務は、表情も態度もまったく変えずに、恐ろしいくらいに冷静に言った。
「今俺は、君にセクハラをしました」
「え!⁉︎」
「会社に訴えられたら、クビになってしまうかもしれない」
「⁇」
「お詫びに、服をプレゼントさせてください」
「……」
そんなこと言われても、専務が私のためにプレゼントをしようとしてくれてることに代わりはなくて。
結婚したいと言っているのも、その相手は私じゃなくて誰でもよくて。それにお応えすることもできないから服をプレゼントしていただく理由がなくて。
……だから。