エリート上司と秘密の恋人契約
私はあり得ない想像をするのをやめて、荷物を置きに急ぐ。のんびりしている時間はない。1つ1つを確実にやらなければいけない。

これから実際に音や映像を出してみて、鮮明具合のチェックをする。



「美弥、14時からプレゼンする人の最終確認があるから、私たちも控え室に集まるようにって」


「はい、分かりました」


昼休憩が終わり、午後からまた調整をしていると課長に呼ばれていたさやかさんが戻ってきた。


14時になる10分前に控え室に行く。借りている控え室は控え室と呼ぶには広く50人は入れる広さの部屋だった。

今回プレゼンする人は3人だ。最初の挨拶をする社長の代わりに黒坂さんが打ち合わせに来ていた。

黒坂さんは進行スタッフにも入っているから、いつも以上に大忙しで動いている。

本人は社長にずっとついているよりも楽しいと言うが、結局秘書の仕事もあって、体は大丈夫なのかと心配になってしまう。
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