エリート上司と秘密の恋人契約
「大塚さんったら、酔いに任せて告白でもするのかしらねー。あ、それでね、さっきの話だけど、美弥が今日ランチしたのって、諸橋くんだよね?」


さやかさんには先週和真とランチをするから、一緒に食べれないことを話していた。交際することになったのは話してはいないが。

その時は「あーそうなのー」と突っ込まれることもなくあっさり言われて、さやかさん自身も出掛ける予定だから、食べることが出来なかったから良かったと話した。


「あ。はい。そうなんですけど、そのことを小沢には……」


「あー、分かった! 小沢くんには内緒なのね。小沢くんに知られたら大騒ぎだものね」


「何で大騒ぎになるんだ?」


私が訊ねる前に和真が訊ねる。小沢は突っ込んで聞いてくるところがあるので、怪しまれることは知られなくなかった。だけど、大騒ぎになる理由は私にも分からない。


「フフッ。美弥は鈍すぎるから、常日頃から小沢くんは大変だなーと思っていたのよ」
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