お帰り、僕のフェアリー
「愛してるよ」
そう言って、静稀の額に口づける。
静稀の瞳が涙と、僕に会えた喜びできらきらと輝いている。
たまらなく、静稀が欲しくなる。
「おいで。」
僕は、カードキーをかざしてドアを開けて、静稀を中にいざなった。
部屋に入ると、ドアに静稀を押し付けて唇を貪るように口づける。
欲しい。
もっと。
もっと、深く、もっと、強く、静稀が欲しい。
僕は静稀を抱き上げて、ベッドに運ぶ。
静稀を脱がせるのも、もどかしい。
海で溺れているかのように、僕らは互いにしがみつき、愛を確かめ合う。
いつものように、時間をかけて静稀を愛してあげる余裕もなく、嵐のように交わってしまった。
事後、それを静稀に詫びると、静稀はうれしそうに言ってくれた。
「セルジュが無我夢中で私を求めてくれたのに、うれしくないわけない。すごく幸せ。ありがとう。」
うん、僕も幸せだ。
静稀の髪を撫でながら、ゆるゆるとキスを重ねる。
けだるい、幸せな時間。
そのまま、僕らは眠ってしまった。
酔ってないようで、やはり僕の中にちゃんとワイン一本分のアルコールが回っていたのだろう。
僕は朝まで正体なく寝てしまった。
翌朝、僕は父からの電話で目覚めた。
『セルジュ!今、どこ!?』
「んあ?あ~……あ、ごめん。着替え取りに戻って、そのまま寝ちゃってた。」
ぼんやりする頭で、父にそう詫びる。
あれ?
静稀がいない……。
『早くこっちに戻ってきなさい。大臣一行が到着される前に。』
父は慌ててるらしく、そう言って電話をすぐに切った。
あ~~~。
僕は、シャワーを浴びようと、ベッドから起きだす。
テーブルの上に、静稀からのメッセージ。
〈夕べはごめんなさい
Serge Je t'aime
いってきます 静稀〉
あやまる必要ないのに。
……というか、僕のほうがあやまらなきゃいけないかも。
つい激情にかられて、避妊してなかったなあ。
う~ん。
さすがに、まずいよな。
できちゃった婚は……。
反省しつつ、僕はシャワーを浴びて、身支度を整えた。
「セルジュくん!朝食は?」
タクシーを降りてロビーに入ると、待ち構えていた父が僕に寄ってくる。
「おはようございます。まだ~。何か食べていい?」
僕は父に挨拶してから、そう尋ねる。
「あ、おはよう。軽く食べておきなさい。」
父に了承を得て、僕は、ロビー横のラウンジでシリアルとフルーツ、ヨーグルトの朝食セットをいただいた。
食後のコーヒーを飲みつつ、新聞を広げていたのだが。。。
あれ?静稀?
目の端に静稀の横顔が映ったように感じて、振り返る。
すらりと背の高い女性が、華やかな振り袖で向こうに歩いていく。
後ろ姿しか見えないが、静稀、のような気がする。
そう言って、静稀の額に口づける。
静稀の瞳が涙と、僕に会えた喜びできらきらと輝いている。
たまらなく、静稀が欲しくなる。
「おいで。」
僕は、カードキーをかざしてドアを開けて、静稀を中にいざなった。
部屋に入ると、ドアに静稀を押し付けて唇を貪るように口づける。
欲しい。
もっと。
もっと、深く、もっと、強く、静稀が欲しい。
僕は静稀を抱き上げて、ベッドに運ぶ。
静稀を脱がせるのも、もどかしい。
海で溺れているかのように、僕らは互いにしがみつき、愛を確かめ合う。
いつものように、時間をかけて静稀を愛してあげる余裕もなく、嵐のように交わってしまった。
事後、それを静稀に詫びると、静稀はうれしそうに言ってくれた。
「セルジュが無我夢中で私を求めてくれたのに、うれしくないわけない。すごく幸せ。ありがとう。」
うん、僕も幸せだ。
静稀の髪を撫でながら、ゆるゆるとキスを重ねる。
けだるい、幸せな時間。
そのまま、僕らは眠ってしまった。
酔ってないようで、やはり僕の中にちゃんとワイン一本分のアルコールが回っていたのだろう。
僕は朝まで正体なく寝てしまった。
翌朝、僕は父からの電話で目覚めた。
『セルジュ!今、どこ!?』
「んあ?あ~……あ、ごめん。着替え取りに戻って、そのまま寝ちゃってた。」
ぼんやりする頭で、父にそう詫びる。
あれ?
静稀がいない……。
『早くこっちに戻ってきなさい。大臣一行が到着される前に。』
父は慌ててるらしく、そう言って電話をすぐに切った。
あ~~~。
僕は、シャワーを浴びようと、ベッドから起きだす。
テーブルの上に、静稀からのメッセージ。
〈夕べはごめんなさい
Serge Je t'aime
いってきます 静稀〉
あやまる必要ないのに。
……というか、僕のほうがあやまらなきゃいけないかも。
つい激情にかられて、避妊してなかったなあ。
う~ん。
さすがに、まずいよな。
できちゃった婚は……。
反省しつつ、僕はシャワーを浴びて、身支度を整えた。
「セルジュくん!朝食は?」
タクシーを降りてロビーに入ると、待ち構えていた父が僕に寄ってくる。
「おはようございます。まだ~。何か食べていい?」
僕は父に挨拶してから、そう尋ねる。
「あ、おはよう。軽く食べておきなさい。」
父に了承を得て、僕は、ロビー横のラウンジでシリアルとフルーツ、ヨーグルトの朝食セットをいただいた。
食後のコーヒーを飲みつつ、新聞を広げていたのだが。。。
あれ?静稀?
目の端に静稀の横顔が映ったように感じて、振り返る。
すらりと背の高い女性が、華やかな振り袖で向こうに歩いていく。
後ろ姿しか見えないが、静稀、のような気がする。