小悪魔な彼の想定外な甘い策略
「いや、だってあの、顔とか背とか……ねぇ?」
おたおたする私と、それをなぜか優しい表情で見下ろす梶山君。
そう。
梶山君は、私がバイトで受け持っていた生徒だった。
私が大学1年生の時で、確か梶山君は中学生。
色気付いて下手したら私よりメイクの濃いような女子達よりもかわいい顔をしていた、小さい男の子。
夏期講習とか、冬期講習とか。
色んなコースがあるなかで、偶然梶山君のクラスを持つことが多く、自然と仲良くなったんだ。
結局、梶山君が受験生となり、遠くの地域の随分と頭の良い志望校に合格し、それを機に会うこともなくなってしまって……。
最後の最後、別れ際、単なるバイト講師の私にとてもなついてくれていた『智くん』は、泣きながら言っていた。
『僕、立派になって帰ってきて、すーちゃんセンセーより背も高くなって、しっかり守れるようになったら、変な男から守ってあげるから』
おたおたする私と、それをなぜか優しい表情で見下ろす梶山君。
そう。
梶山君は、私がバイトで受け持っていた生徒だった。
私が大学1年生の時で、確か梶山君は中学生。
色気付いて下手したら私よりメイクの濃いような女子達よりもかわいい顔をしていた、小さい男の子。
夏期講習とか、冬期講習とか。
色んなコースがあるなかで、偶然梶山君のクラスを持つことが多く、自然と仲良くなったんだ。
結局、梶山君が受験生となり、遠くの地域の随分と頭の良い志望校に合格し、それを機に会うこともなくなってしまって……。
最後の最後、別れ際、単なるバイト講師の私にとてもなついてくれていた『智くん』は、泣きながら言っていた。
『僕、立派になって帰ってきて、すーちゃんセンセーより背も高くなって、しっかり守れるようになったら、変な男から守ってあげるから』