小悪魔な彼の想定外な甘い策略
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「で、話をまとめますとー、」
梶山君が、生中をぐいっとあおってから、強めに傍らに置き、テーブルを指でとんとんと叩いて話し出す。
そんな神経質っぽい仕草をするなんて思わなかったので、その意外と男っぽい骨太な指を不思議な生き物を見るような気持ちで見つめる。
「……聞いてます?」
ひゃっ。怖いんですけど……。
「き、聞いてます……」
思わず、手にしていたお箸をテーブルに置き、手を膝に乗せる。
これじゃあまるで先生に怒られる生徒だわ。
「バーテンの落としたみかんを拾ってお店につ連れ込まれて、そそのかされて通ううちに思わせ振りなこと言われて酔っぱらって記憶無くして身体中にキスマークつけられてもしかしてやっちゃったかもしれません、今後どうしましょう、しかも靴下を忘れてきちゃったからそれっきりにすることも出来ず、どんな顔して会いに行けばいいんでしょう……ってことでいいですか?」