同期との境界線
考えたら、ゾッとした。
もやもやもするし、悲しくもなる。
気づかないようにしてたけど、

これって好きってことだよね。

成宮のあの行動は何の意味があったかは、よくわからないけど。
あたしはあれから成宮のことを同期として見れなくなったんだ。

「バカだよね」
今さら気づいたって、あの女の子といい感じになってるかもしれないのに。

定時で仕事を終えて、家に帰ってきた。
明日はあの場所に行こう。
成宮と向き合おう。

少し多目にお弁当を作って、明日に備えた。

『美紀さん、あたし明日は頑張る。成宮と向き合ってみる』

美紀にメールしたら、すぐ電話が掛かってきた。
「え!どしたの麻耶!」
トイレでの経緯を話したあと、
「それで、成宮のこと好きなんだろうなって気づいたの。だから、明日はあの場所でご飯食べる」
「…うん。頑張れ麻耶。きっと、お昼にあいついるよ」
「うん。ありがとう美紀。なんかあったら慰めてね」
くすくす2人で笑いながら電話を切った。
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