腹黒司書の甘い誘惑
「喜んでもらえてよかったよ」
照れ臭いのか、柊也さんの口調が素っ気ない。
けど、理事長はちゃんとわかっているようで、微笑んでいる。
「柊也は小さい頃から心優しいな」
「そんなことはない」
「あるよ。紙芝居だって、親御さんを待つ園児たちの為にはじめたんだろう」
「待っ、なんで知って……」
驚いた様子で視線を向けてきた柊也さんに、理事長はやわらかな笑みを浮かべる。
「ご丁寧に北上保育園の川谷さんという方が、学園にお礼状をくださってね」
「……そうか。いらないと言っておいたんだけどな」
「そういう訳にはいかないと思ったんだろう。とても助かっていると、感謝の気持ちが綴られていた。それを読んで、私は柊也のことを誇りに思ったよ」
「大袈裟だ……」
柊也さんは俯いてしまう。きっと、照れて困惑しているのだろうな。
わたしは理事長の言葉に胸が熱くなっていた。
「柊也の活動を知って、私はそれをサポートしたいと思う。何か必要なことがあったから、いつでも声をかけてほしい」
照れ臭いのか、柊也さんの口調が素っ気ない。
けど、理事長はちゃんとわかっているようで、微笑んでいる。
「柊也は小さい頃から心優しいな」
「そんなことはない」
「あるよ。紙芝居だって、親御さんを待つ園児たちの為にはじめたんだろう」
「待っ、なんで知って……」
驚いた様子で視線を向けてきた柊也さんに、理事長はやわらかな笑みを浮かべる。
「ご丁寧に北上保育園の川谷さんという方が、学園にお礼状をくださってね」
「……そうか。いらないと言っておいたんだけどな」
「そういう訳にはいかないと思ったんだろう。とても助かっていると、感謝の気持ちが綴られていた。それを読んで、私は柊也のことを誇りに思ったよ」
「大袈裟だ……」
柊也さんは俯いてしまう。きっと、照れて困惑しているのだろうな。
わたしは理事長の言葉に胸が熱くなっていた。
「柊也の活動を知って、私はそれをサポートしたいと思う。何か必要なことがあったから、いつでも声をかけてほしい」