腹黒司書の甘い誘惑
こうなったら一人でクリスマスパーティーしようかな。

少しでも寂しい気持ちを紛らしたくて、わたしはマンション近くのスーパーでチューハイやビール、ピザとお摘まみを買い込み、部屋へ帰った。

だけど一人の部屋でテーブルにケーキやお酒を置いて見た瞬間、いっきに虚しくなってしまって、さあ食べよう飲もうという気になれない。

わたしは大きなため息を吐き、ソファーに身を投げるように座った。


今夜はこうしてぼうっとソファーに座って終わっちゃうんだな。

ケーキは冷蔵庫にしまって、テレビをつけてバラエティー番組を眺める。

何もしなくても時間は過ぎていって、寂しい想いだけが残る。


ああ……やっぱり、明日柊也さんに会いたい。
会わないなんて言ってしまったけど、柊也さんと過ごしたい。
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