おふたり日和 ―同期と秘密のルームシェア―
―――うさのこと、好きだからだよ。
なかなかの爆弾発言を、あまりにもさらりと言われて、私はぽかんとしてしまう。
「うさのこと好きだから、やっと会えたら嬉しすぎて。
だから、キスしたいと思った。
うさの顔、見てたら、お前も俺のこと好きだろうなって思ったから、たぶんしても大丈夫だろうって思って。
だから、キスした」
トラの口から出るなんて思ってもみなかった言葉が、私に向けられることなんてないと思っていた言葉が、次々に飛び出してくる。
期待することさえ許されないと思っていた言葉。
「拒否られたり、突き飛ばされたりしなくて、安心した」
トラが子どものようににっこりと笑う。
私の好きだった、くったくのない笑顔だ。
会社では見たことのない、私だけに見せてくれた笑顔。
でも、それは私の思い上がりだと思っていた。
五十鈴さんの存在を、トラに婚約者がいることを知ったから。
―――それなのに。
「………ちょっと、まって。
どういうこと?
好きって………トラが、私のことを?」
そんなことはありえないと思っていたから。
だから、いきなりそんなことを言われても、のみこめない。
納得できないし、信じられない自分がいる。
なかなかの爆弾発言を、あまりにもさらりと言われて、私はぽかんとしてしまう。
「うさのこと好きだから、やっと会えたら嬉しすぎて。
だから、キスしたいと思った。
うさの顔、見てたら、お前も俺のこと好きだろうなって思ったから、たぶんしても大丈夫だろうって思って。
だから、キスした」
トラの口から出るなんて思ってもみなかった言葉が、私に向けられることなんてないと思っていた言葉が、次々に飛び出してくる。
期待することさえ許されないと思っていた言葉。
「拒否られたり、突き飛ばされたりしなくて、安心した」
トラが子どものようににっこりと笑う。
私の好きだった、くったくのない笑顔だ。
会社では見たことのない、私だけに見せてくれた笑顔。
でも、それは私の思い上がりだと思っていた。
五十鈴さんの存在を、トラに婚約者がいることを知ったから。
―――それなのに。
「………ちょっと、まって。
どういうこと?
好きって………トラが、私のことを?」
そんなことはありえないと思っていたから。
だから、いきなりそんなことを言われても、のみこめない。
納得できないし、信じられない自分がいる。