おふたり日和 ―同期と秘密のルームシェア―
「でも、そんな俺の生き方は、うさと出会って、百八十度変わってしまった。


うさのことを好きになって………。


でも最初は、我慢できてたんだ。

うさには彼氏がいるし、自分には五十鈴がいるし、どうしようもないって。

叶わない恋だと思って、青春の思い出にしようって。


それなのに、ああいう運命のいたずらで、うさと仲良くなるきっかけを手に入れてしまったんだよな」




トラは思い出すように遠い目をした。




「うさと一緒に暮らしはじめたときは、期間限定のつもりだったんだ。

どうせいつかは親が決めた相手と結婚しないといけないんだから、それまでに一度だけ、自分から好きになった相手と、まるで恋人みたいに一緒に生活することくらい、許されるだろうって。


でも、うさと過ごすうちに、あまりにも居心地が良くて、楽しくて。

こんな生活もあるのかって、幸せを感じたんだ。


うさの素の顔を知ったら、飾らない笑顔を見たら、もっともっと好きになっていった。

期間限定でいいなんて、思えないくらいに………」




私だって同じだよ、と思った。



私も、トラとの生活が本当に楽しくて。


トラの素顔を知るたびに、どんどんトラにひかれていったんだ。




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