おふたり日和 ―同期と秘密のルームシェア―
エレベーターのドアが開くと、女の子はやっぱり当然のように一緒に乗り込んできた。
「何階ですか?」
訊ねると、彼女はこちらに目を向けてにっこりと微笑みながら「16階です」と答える。
私とトラが住む部屋のある階だった。
「あ、私も16階です」
「あら、そうなんですの。奇遇ですわね」
私の言葉に、彼女は小首を傾げて笑った。
ちょっと言葉遣いは気になったけど、そんなことより、そのとき初めて真正面から顔を見て、私は息をのんだ。
―――かわいい。
びっくりするほど色白で、顔は両手の中に収まってしまいそうなくらい小さくて、ぱっちりとした大きな目はうるうると輝いている。
お人形さんみたい、という表現がぴったりだ。
同じマンションの、しかも同じ階に、こんなに可愛い女の子と知り合いの人が住んでいるなんて。
もしかして、この子が彼女とか?
だとしたら、どんな幸福者だよ、その男!
そんなことを考えているうちにエレベーターは最上階に到着した。
開ボタンを押して「お先にどうぞ」と声をかけると、彼女は「あら、どうもありがとうございます」と深々と頭を下げた。
こんなに可愛い上に、性格も良さそう。
本当にこんな女の子っているんだ……。
私も彼女に続いてエレベーターを降りた。
どこの部屋に行くんだろうと思いながら、部屋番号を確かめるように足を進める彼女の後ろを歩く。
でも、なぜか彼女はいつまで経っても足を止めない。
そして結局、私たちの部屋の前まで来てしまった。
「何階ですか?」
訊ねると、彼女はこちらに目を向けてにっこりと微笑みながら「16階です」と答える。
私とトラが住む部屋のある階だった。
「あ、私も16階です」
「あら、そうなんですの。奇遇ですわね」
私の言葉に、彼女は小首を傾げて笑った。
ちょっと言葉遣いは気になったけど、そんなことより、そのとき初めて真正面から顔を見て、私は息をのんだ。
―――かわいい。
びっくりするほど色白で、顔は両手の中に収まってしまいそうなくらい小さくて、ぱっちりとした大きな目はうるうると輝いている。
お人形さんみたい、という表現がぴったりだ。
同じマンションの、しかも同じ階に、こんなに可愛い女の子と知り合いの人が住んでいるなんて。
もしかして、この子が彼女とか?
だとしたら、どんな幸福者だよ、その男!
そんなことを考えているうちにエレベーターは最上階に到着した。
開ボタンを押して「お先にどうぞ」と声をかけると、彼女は「あら、どうもありがとうございます」と深々と頭を下げた。
こんなに可愛い上に、性格も良さそう。
本当にこんな女の子っているんだ……。
私も彼女に続いてエレベーターを降りた。
どこの部屋に行くんだろうと思いながら、部屋番号を確かめるように足を進める彼女の後ろを歩く。
でも、なぜか彼女はいつまで経っても足を止めない。
そして結局、私たちの部屋の前まで来てしまった。