おふたり日和 ―同期と秘密のルームシェア―
え………?
これは、どういうこと?
あ、そうか。
この子、部屋番号、間違ってるのかな?
「………あの」
インターホンを押そうとする彼女に声をかける。
「何号室にご用ですか?」
少し離れたところに立ち、微笑みながら訊ねると、彼女は微かに目を見張った顔で振り向いた。
「え? 3号室ですけど………それがどうかなさいました?」
16階の3号室………やっぱりうちの部屋だ。
「ええと、不躾ですみませんが、どなたをお訪ねですか?」
「はあ………日比野さんのお宅に………」
「えっ」
思わず声をあげてしまった。
彼女も驚いたように私を見つめ返してくる。
「あの………どうかなさいました?」
首をかしげて怪訝そうに訊ねてくる顔は、やっぱりすごくきれいで可愛らしい。
「い、いえ、なんでも」
「あら、そう。………あの、失礼を承知でお伺いいたしますけど、あなたは?」
「えっ」
「どちら様ですの? あなたも日比野さんのお宅にご用でいらっしゃいますの?」
私は言葉に詰まった。
まだ状況がまったく飲み込めていないので、どう返答すべきなのか見当もつかないのだ。
「………あの、すこし時間を……頭を整理させてください」
私は彼女に向かって手をあげて、『ちょっとタイム』のポーズをした。
彼女は訝しげながらも黙って待ってくれている。
その間に私は考えを巡らせた。
これは、どういうこと?
あ、そうか。
この子、部屋番号、間違ってるのかな?
「………あの」
インターホンを押そうとする彼女に声をかける。
「何号室にご用ですか?」
少し離れたところに立ち、微笑みながら訊ねると、彼女は微かに目を見張った顔で振り向いた。
「え? 3号室ですけど………それがどうかなさいました?」
16階の3号室………やっぱりうちの部屋だ。
「ええと、不躾ですみませんが、どなたをお訪ねですか?」
「はあ………日比野さんのお宅に………」
「えっ」
思わず声をあげてしまった。
彼女も驚いたように私を見つめ返してくる。
「あの………どうかなさいました?」
首をかしげて怪訝そうに訊ねてくる顔は、やっぱりすごくきれいで可愛らしい。
「い、いえ、なんでも」
「あら、そう。………あの、失礼を承知でお伺いいたしますけど、あなたは?」
「えっ」
「どちら様ですの? あなたも日比野さんのお宅にご用でいらっしゃいますの?」
私は言葉に詰まった。
まだ状況がまったく飲み込めていないので、どう返答すべきなのか見当もつかないのだ。
「………あの、すこし時間を……頭を整理させてください」
私は彼女に向かって手をあげて、『ちょっとタイム』のポーズをした。
彼女は訝しげながらも黙って待ってくれている。
その間に私は考えを巡らせた。