クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
真田さんと付き合った過去の女性に嫉妬せずにはいられない。

「はい」

静かに頷くと、真田さんはバスルームの場所を教えてくれた。

「バスルームは向かい側だよ」

真田さんに言われるままぎこちない動きでバスルーム行き、服を脱ぐと時間をかけてシャワーを浴びた。

落ち着け、落ち着くのよ。

私にとって……これは最初で最後のチャンス。

捨て身の覚悟でいくんだ。

当たって砕けろ。

いや……砕けるのは勿論嫌だけど。

シャワーを浴び終えバスタオルで身体を拭く。

下着を身に付けようと思ってはたと気づく。

「あっ……下着忘れた」

緊張し過ぎてて持ってくるの忘れた。

つくづく私ってバカ。こんな自分に呆れる。

結局、一度着たものを身に付けるのが嫌で、バスローブだけ羽織って部屋に戻ると、照明が少し暗くなってた。
< 289 / 297 >

この作品をシェア

pagetop