クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
彼は私の頭をガシッと掴むと、顔を近づけ口づける。

甘くて温かいその唇。

うっとり酔いしれる間もなく、彼の舌が進入してきて私の身体がビクッとなった。

でも、真田さんは私の身体を離さない。

シャンパンの味がする。

……大人のキスだ。

シャンパンの酔いのせいなのか、それともキスの酔いのせいなのか……身体がフワフワして熱い。

腰が砕けそうになると、真田さんが私を抱き抱えてベッドに運んだ。

彼は私をベッドに組み敷くと、じっと私を見つめた。

「真田さん?」

「下の名前で呼んで」

「あ……聖」

私が初めて下の名前を呼ぶと、彼は満足げに口元をほころばせた。

「それでいい。酔った勢いの出来事にはさせないから」
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