クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
聖の真剣で熱いその眼差しに胸がキュンとなる。

それでも、私は思わず彼の気持ちを確かめたくて聞いてしまった。

「聖は……私の事、どう思ってるの?」

遊びで寝るのか……、それとも少しでも私の事を思ってくれて寝るのか?

愛してる……なんて甘い言葉は期待してない。

「俺みたいな性格悪いのに捕まると可哀想だと思って、わざと逃がしてあげてたのに……。

こんな可愛い事するんだもんね。俺を本気にさせた責任取ってもらうよ」

それは私が初めて知る聖の本音。

今は……これで十分だと思った。

「望むところよ。そのうち私がいないとダメって言わせてみせるから」

私がそう言い放つと、聖は私に蕩けるような笑みを向けた。

「可愛い絢香が好きだよ」

聖は耳元で甘く囁くと、カブッと私の耳朶を甘噛みする。
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