クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
名残惜しげに私から離れると、聖はベッドからゆっくりと起き上がった。

女性の私でも見惚れてしまう細マッチョな綺麗な身体。

きっと休みの日とかジムとか行って鍛えてるんだろうな。

そんな事を呑気に考えていると、聖がドッキリ発言をした。

「お腹空いたし、シャワー浴びたらすぐに朝食食べに行こう。ルームサービスで済ませたいとこだけど、社長と悠人には挨拶しておきたいからね」

「挨拶?」

……起きたばかりのせいか、聖の言ってる事がよくわからない。

「絢香の父親と兄の泊まってるホテルで二人で過ごしたのに、何も言わないわけにはいかない。俺も昨日、覚悟を決めたんだよ。中途半端な感情で絢香を抱くと思った?」
正直、聖がそこまで考えてくれてたなんて思わなかったけど、私はブンブンと首を横に振った。

「『どうぞ襲って下さい』っていう絢香の言葉にやられたよ」

目を細め愛おしげに私を見つめる聖。

胸が幸せで一杯になる。
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