クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
私の場合、服がびちょびちょに濡れて雑巾みたいに絞れそうだった。
それに……雨に濡れて先輩はなんと言うか色気が増している。
水も滴るいい男……とは今のこの人のためにある言葉じゃないだろうか。
彼の姿を視界から追い出すように私はうつ向いて答え、自分のデスクの上のスマホを手に取った。
「……はい、スマホを忘れてしまって」
素早くスマホをバッグに入れオフィスを後にしようとすると、頭の上にふわりと何かが降ってきた。
「え?」
頭に手をやるとそれは淡いグリーンのタオルで、呆気に取られた私は思わず朝比奈先輩をガン見してしまった。
「ずぶ濡れだ。それで拭くといい?本当に風邪を引く」
「でも……濡れてしまうからいいです」
朝比奈先輩にタオルを返そうとするが彼は受け取らず、話題を変えた。
「ひよこは何線だ?確か住所は杉並区だったはずだが」
それに……雨に濡れて先輩はなんと言うか色気が増している。
水も滴るいい男……とは今のこの人のためにある言葉じゃないだろうか。
彼の姿を視界から追い出すように私はうつ向いて答え、自分のデスクの上のスマホを手に取った。
「……はい、スマホを忘れてしまって」
素早くスマホをバッグに入れオフィスを後にしようとすると、頭の上にふわりと何かが降ってきた。
「え?」
頭に手をやるとそれは淡いグリーンのタオルで、呆気に取られた私は思わず朝比奈先輩をガン見してしまった。
「ずぶ濡れだ。それで拭くといい?本当に風邪を引く」
「でも……濡れてしまうからいいです」
朝比奈先輩にタオルを返そうとするが彼は受け取らず、話題を変えた。
「ひよこは何線だ?確か住所は杉並区だったはずだが」