クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
俺の指摘に驚いたひよこは自分の姿を見て顔を赤く染めると、両手で胸を隠す。
両手で隠しても彼女の着ているシフォンのブラウスが濡れていてブラのラインが透けて見える。
普段なら見て見ぬ振りをするところだが、ひよこを素直に従わせるために故意に遠慮ない視線を向けた。
「俺に見られるのと、コートで隠すのとどっちがいい?」
「……お借りします」
ひよこが恥ずかしそうにコートを受け取り、首から下を隠すようにかける。
俺はまた運転席に戻ってシートに座ってシートベルトを締めると、カーナビを操作しながらひよこに声をかけた。
「家は杉並のどの辺?」
「善福寺の方です」
善福寺……ね。
この天気だと一時間じゃ着かないだろうな。
車を発進させ首都高に乗ろうと車を走らせたが、道は渋滞していてなかなか進まない。
両手で隠しても彼女の着ているシフォンのブラウスが濡れていてブラのラインが透けて見える。
普段なら見て見ぬ振りをするところだが、ひよこを素直に従わせるために故意に遠慮ない視線を向けた。
「俺に見られるのと、コートで隠すのとどっちがいい?」
「……お借りします」
ひよこが恥ずかしそうにコートを受け取り、首から下を隠すようにかける。
俺はまた運転席に戻ってシートに座ってシートベルトを締めると、カーナビを操作しながらひよこに声をかけた。
「家は杉並のどの辺?」
「善福寺の方です」
善福寺……ね。
この天気だと一時間じゃ着かないだろうな。
車を発進させ首都高に乗ろうと車を走らせたが、道は渋滞していてなかなか進まない。