【完】君の指先が触れる度、泣き出しそうな程心が叫ぶ
その二人を中心に皆が楽しそうに騒ぎ出し、零さんはその状況をソファでワインを飲みながら寛いで眺めている。
性格的にお喋りではない私もその光景を一歩下がって見ていると、似た者同士のマサトが、私の隣に並んだ。
「美姫、彼氏と一緒じゃなかったの?……やっぱり、お前あいつと上手くいってないんだな」
烏龍茶を片手に、私をじっと私を見つめるマサト。
テツやエディには気づかれてなかったけど、マサトはやっぱり気付いていたんだ。
マサトは大人だし、人の事をクールに観察している所もあるし、もしかしたら、何も言わないけれど私やタクの微妙な空気にだって気づいているのかも知れない。
「マーサート!止めんしゃい。美姫にも色々あるっちゃけ」
「はいはい。分かってるよ、兄貴。何も俺は、美姫を責めようなんて思ってないよ」
マサトはやっぱり至って冷静で、色っぽくて、少しきつい。
「ミコちゃん、マサちゃんに冷たくあしらわれてるぅ、あはは」
美琴さんとマサトのやり取りを、ゴローさんはケーキを頬張りながら指差して笑った。
性格的にお喋りではない私もその光景を一歩下がって見ていると、似た者同士のマサトが、私の隣に並んだ。
「美姫、彼氏と一緒じゃなかったの?……やっぱり、お前あいつと上手くいってないんだな」
烏龍茶を片手に、私をじっと私を見つめるマサト。
テツやエディには気づかれてなかったけど、マサトはやっぱり気付いていたんだ。
マサトは大人だし、人の事をクールに観察している所もあるし、もしかしたら、何も言わないけれど私やタクの微妙な空気にだって気づいているのかも知れない。
「マーサート!止めんしゃい。美姫にも色々あるっちゃけ」
「はいはい。分かってるよ、兄貴。何も俺は、美姫を責めようなんて思ってないよ」
マサトはやっぱり至って冷静で、色っぽくて、少しきつい。
「ミコちゃん、マサちゃんに冷たくあしらわれてるぅ、あはは」
美琴さんとマサトのやり取りを、ゴローさんはケーキを頬張りながら指差して笑った。