【完】君の指先が触れる度、泣き出しそうな程心が叫ぶ
「僕の話を……聞いて下さい。お願い」
僕は後ろから、美姫の右側の耳元に顔をつけ、静かに囁く。美姫が僕の声を好きなのが分かっている、狡猾なやり口。
美姫の少し甘い、控えめなシャンプーの香りが鼻を掠める。香水なんて使っていない、染料知らずの綺麗な髪の毛は、あまりにも美姫らしくて、髪の毛の一本とっても愛おしいんだ。
美姫は動揺してるようで、身体が固まり、密着しているせいか彼女の激しい鼓動が伝わる。
何を思っているのだろう。後ろからだと彼女の表情までは読めないから、不安で堪らない。
その鼓動に包まれ、僕の鼓動も混ざりながら、それでも美姫に全てを話すことを決めた。
僕の心にずっと秘めておこうと思った全てを。
君を、大切な存在を手放さない為に、どんなに格好悪くとも。
こんな僕でも好きでいてくれるだろうか。気持ちが変わらないでいてくれるだろうか。
いや、もし気持ちが変わってしまったとしてももう離さない。また何度でも、君に恋してもらえるように心からの言葉を捧げよう。
今度は、僕が君へ想いを伝える番。君が勇気を振り絞って伝えたその想いに答える番だと、心の底から思うよ。
僕は後ろから、美姫の右側の耳元に顔をつけ、静かに囁く。美姫が僕の声を好きなのが分かっている、狡猾なやり口。
美姫の少し甘い、控えめなシャンプーの香りが鼻を掠める。香水なんて使っていない、染料知らずの綺麗な髪の毛は、あまりにも美姫らしくて、髪の毛の一本とっても愛おしいんだ。
美姫は動揺してるようで、身体が固まり、密着しているせいか彼女の激しい鼓動が伝わる。
何を思っているのだろう。後ろからだと彼女の表情までは読めないから、不安で堪らない。
その鼓動に包まれ、僕の鼓動も混ざりながら、それでも美姫に全てを話すことを決めた。
僕の心にずっと秘めておこうと思った全てを。
君を、大切な存在を手放さない為に、どんなに格好悪くとも。
こんな僕でも好きでいてくれるだろうか。気持ちが変わらないでいてくれるだろうか。
いや、もし気持ちが変わってしまったとしてももう離さない。また何度でも、君に恋してもらえるように心からの言葉を捧げよう。
今度は、僕が君へ想いを伝える番。君が勇気を振り絞って伝えたその想いに答える番だと、心の底から思うよ。