【完】君の指先が触れる度、泣き出しそうな程心が叫ぶ
「お!なんだ、ちゃんと笑えるじゃねえか。その顔の方がずっと良い。お前顔は悪くねぇんだからもっと普通に笑えば?」
氏原零は相変わらず不敵な笑みを蓄え、その大きな掌でガシガシと私を撫でる。
「あの、えっと、社長さん、痛い。頭がへしゃげそうです」
それが本当に痛いの半分、人にこんな風に撫でられる事がなくて戸惑っているの半分で声を発すると、その大きな手が無理矢理私を上に向かせた。
「社長さん?何だその呼び方。パブのコンパニオンかよ、止めろよ。どうせ心の中では俺の事フルネームで呼び捨てしてんだろ?どうせなら可愛く零さんって呼べよな。お前は会社の所有物もとい俺の所有物だからな」
呼び方一つで凄く俺様な発言をしたのに許される気がするのは、この人の特性なんだろうか。何て得な特性。
「美姫、彼は生粋のエンペラーですから受け流しなさい。そして従いなさい」
タクのそんな一言に、私も納得してうん、と頷いた。
『PUAR EMPEROR』という会社名が、氏原零という人間の全てを言い表している。彼の圧倒的な美貌に、圧に、けれども滲む純粋な心に誰もが平伏してしまう。そんな気さえしてしまう。
氏原零は相変わらず不敵な笑みを蓄え、その大きな掌でガシガシと私を撫でる。
「あの、えっと、社長さん、痛い。頭がへしゃげそうです」
それが本当に痛いの半分、人にこんな風に撫でられる事がなくて戸惑っているの半分で声を発すると、その大きな手が無理矢理私を上に向かせた。
「社長さん?何だその呼び方。パブのコンパニオンかよ、止めろよ。どうせ心の中では俺の事フルネームで呼び捨てしてんだろ?どうせなら可愛く零さんって呼べよな。お前は会社の所有物もとい俺の所有物だからな」
呼び方一つで凄く俺様な発言をしたのに許される気がするのは、この人の特性なんだろうか。何て得な特性。
「美姫、彼は生粋のエンペラーですから受け流しなさい。そして従いなさい」
タクのそんな一言に、私も納得してうん、と頷いた。
『PUAR EMPEROR』という会社名が、氏原零という人間の全てを言い表している。彼の圧倒的な美貌に、圧に、けれども滲む純粋な心に誰もが平伏してしまう。そんな気さえしてしまう。