【完】君の指先が触れる度、泣き出しそうな程心が叫ぶ
「紹介しますよ。えー、穂純。彼女は僕の代わりに週一の監査をしてくれることになった篝美姫さんです。美姫、こちら、社長夫人の穂純さん」
『社長夫人』という単語に、私は慌てて椅子から立ち上がりお辞儀する。
嵐のようにやって来たから正直、何この人、と固まっていたけれど、零さんの奥さんだっただなんて。
「あ!ヤダヤダ!そんな畏まらなくても大丈夫だから。そこの馬鹿チャラ男と同期だし。せっかくの女の子にそんな事されたら悲しいなぁ」
「おいこら!穂純一言余計!」
気さくに言った穂純さんに、言われた大喜さんはプロレス技を掛けに行く。
「いたたたた!手加減してよ馬鹿力!零さんに言いつけてやる!」
「言ってみろ!どうせ俺の味方になってお前が痛がっているのを楽しむよあのエンペラーは!」
そんな姿を微笑ましそうに見ているタク。私はその優しい眼に、どくんと心臓をポンプさせ、その動きで胸を中心に、体中を痛みに覆う。
『社長夫人』という単語に、私は慌てて椅子から立ち上がりお辞儀する。
嵐のようにやって来たから正直、何この人、と固まっていたけれど、零さんの奥さんだっただなんて。
「あ!ヤダヤダ!そんな畏まらなくても大丈夫だから。そこの馬鹿チャラ男と同期だし。せっかくの女の子にそんな事されたら悲しいなぁ」
「おいこら!穂純一言余計!」
気さくに言った穂純さんに、言われた大喜さんはプロレス技を掛けに行く。
「いたたたた!手加減してよ馬鹿力!零さんに言いつけてやる!」
「言ってみろ!どうせ俺の味方になってお前が痛がっているのを楽しむよあのエンペラーは!」
そんな姿を微笑ましそうに見ているタク。私はその優しい眼に、どくんと心臓をポンプさせ、その動きで胸を中心に、体中を痛みに覆う。