君に熱視線゚

近くに座った者同士。それぞれが自己紹介を済ませ、会話をしながら食事を楽しんでいると、ガヤガヤとする店の中、携帯の着信音が微かに聞こえてくる…


「…!っ…あたしの携帯だ」

中島は慌てて携帯を開いた


着信 公衆電話

「……あ、苗だ」

画面を確認して直ぐに相手がわかった。

「苗? 今どこ? こっちはもう、始めてるよ」


『ごみんっ中ちゃん! 今、買い物終わったからすぐ向かうよ~……えっ? なに?‥場所? あ~うん大丈夫、わかってるっ! 
ホテルの中のレストランでしょ!』


「ほんとに大丈夫!?」

(苗、方向音痴だからな…)

『だいじょびだよ!
(ピー) あーっ、もう切れちゃう!! 中ちゃん!! 苗のパスタ残しといてねっ! 絶対にだょっ!!』


「わかっ…(プッ-ッ-‥)…たから、……って切れちゃった…」

「誰? 後から来るって子? 場所わかるって?」


電話の内容を聞いていた晴樹が中島に確認をとった。

「あ、はい。分かるって言ってるけど…
極度の方向音痴だから‥
この子」


「方向音痴? 俺、向かえに行こうか?」


「もう、向かってると思います。それに今どこいるかわからないし…」

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