君に熱視線゚

「わからない? 携帯で連絡取れないの?」

晴樹は不思議そうに聞いた。

「あの子。携帯電話持ってないから…今、掛かってきたのも公衆電話からだし…」


「……公衆?…へぇ…じゃあ、無事に辿り着くのを祈るしかないな…」

晴樹は呟きながら思っていた。
(…今時、携帯持ってないなんて貴重な存在だな? 公衆電話見つける方が大変なのに…)


晴樹はとりあえずその貴重な人物を待つことにした‥



――結城 晴樹――
(ゆいじょう はるき)

大手食品会社からホテル業、リゾート開発に様々な分野まで一族で手がけている結城グループの御曹司。

生きて行くのになに不自由なく育てられたセレブ中のセレブ。
モデルばりのスタイルに色素の薄い柔らかそうな栗色の髪。そして品のイイ顔立ち…。

何もかもを手に入れてしまったような…まさしく、天が二物も三物以上も与え過ぎてしまったような……

そんな男だった。


もちろん、学園内のお嬢軍団にもモテモテ。他校にもファンがおり、闇で隠し取りした写真が売買されるほど、そこらのアイドルよりアイドルらしかった…

そして…

貴重な人物をこの場で待つことに決めた晴樹はその数分後に…


衝撃的な出会いを果たすことになる――

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