君に熱視線゚

目の前にある自分の飲み物のグラスに手をかけると、回りについた水滴で額を濡らし、サイドの髪を横に靡かせおでこにピッタリ張り付ける。



― カタン!

「はっ──!!?
どうしたの中ちゃん!?」


席に戻ってきた苗が驚き言った!


「貞子みたいだよ!? 恐いょっ!!」

「………」

苗に強く非難され、中島は静かに髪をとかした‥

そして、隣の友達は肘で小突く…

「苗はあのキャラだから、なり振り可笑しくても馴染んじゃうけど、あんたは綺麗系なんだから馬鹿なことはやめてよっ…」

こっそり叱られてしまった。

そう…中島はとりあえずクールビューティー系のけっこう綺麗な顔立ちだった…


落ち込みながら、ふと気付くと目の前では晴樹がビビりながらこちらを見ている……。


「だって‥あたしも晴樹サンに髪を……」

ボソッととても小さく呟く中島に、苗はお構いなしに語りかけていた。

「ねぇ、中ちゃん!もう、自己紹介した?
あたしさあ、由美に頼まれてんだよね~
いい男いたら紹介してってさ……でも、な~んかこう‥周りを見ても皆似たり寄ったりだね~」

苗はキョロキョロと周りを物色してからパスタを一口頬張る。そして騒いだ。

「ぬぉ──!?…なにコレっ!?マジ旨っヒットだょ!

兄さん、最高っす!」

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