君に熱視線゚

苗は晴樹に向かってグッ!と親指を立てて合図を送った。

「あ、ああ…ありがとう‥そんなに喜んでもらえると勧めた甲斐があるよ」


美味しそうにパスタを頬張る苗を見て、食事に手をつけていなかった晴樹もとりあえず自分のパスタを食べ始めた…


「ねえ、中ちゃんも食べた?コレ?」


「いや、あたしはまだ…」

「中ちゃん?‥だっけ?君もパスタ食べる?…
ちょっと待ってな。取ってきてあげるから」


「えっ、そんな悪いです!自分で取りに行きますからっ」


「遠慮することないよ。
今日は君らはゲストで俺達はホストなんだから…」

晴樹はそれだけ言うと、中島のパスタも取りに行ってくれた。


「ちょっと‥苗っ…
なに晴樹サン、コキ使ってんのよ!?」

中島は小さな声で苗を責める…だが、苗は一向に気にしちゃいない…

「え、だってこっちから頼んだ訳じゃないしぃ。今言ったじゃん。“君らはゲストで俺達はホストだ”って…こんな時は甘えた方がいいんだって!」

苗は軽く語ると相変わらずパスタを食しつつ周りを物色している。

「苗…あんたってホント、妙なとこで肝座ってるよね…感心するよ」

中島は真剣にそう思っていた。

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