新世界樹の迷宮-明るい未来を取り戻す旅路ー
美智子は分厚い本を出してきました。
「それは…。」
「や、やめてくれ。」
「これがうちら3人が修司さんとメグと凛に渡せるまでにいたった努力の結晶だ。見せてあけだいけど、仁と勇があんなにそわそわしてるしね。仁と勇。これは努力の結晶には変わらないでしょう。」
「そりゃあそうだけど、あれだ、かば。」
「勇のバカちん。私と勇の愛の結晶を見せるわけ無いじゃない。」
美智子は勇を軽く叩きなから話してくれたんで、勇と仁は安心したようにため息をしました。
「愛の結晶ってとんなのですか?」
「これ。指輪だよ。いつかは幸せになろうな。って言ってくれたんだよ。」
「やるな。少年。」
「アホもやるときはやる。」
「仁と美智子のおまけさんは美智子の尻に引かれてるのね。」
「みんな揃って俺を罵るな。」
みんな揃って笑い、話をして修司さんも愛ちゃんと凛が寝ました。
凛と仁と勇と美智子は3人は焚き火の回りで先ほとの話を始めした。
「さっきはやばかったな。」
「美智子の気転を聞かせてくれなければ密竜の牙の事を言ってしまうところだったよ。」
「わ、悪ぃ…。」
「密竜の牙はネックレスにして持ち歩いてるでしょう。これは初めて作った勾玉から成功したまでの勾玉が入れてあるだけなのに。」
美智子が持っていた分厚い本を開くと勾玉が沢山あり、懐かしそうにながめていました。
3人で話をしていると凛が起きてきました。
「凛。どうした?」
「小腹が空いちゃって。それに密竜って三つ首竜の事ですよね?有ったことがあるんですか?」
「たとしたら?」
「三つ首竜は人前に現さない。出くわしたら二度と帰って来れない怖いドラゴンなんですよ。」
3人は顔見合わせて話をしました。
「危険に見えて臆病なんだ。ご飯以外は洞穴に生息しているんだか、人間は興味で住みかを侵入して襲うとするから返り討ちに合うんです。うちら3人は知ってるがまだそこで暮らしているかはさたかではない。」
「牙は友好の証。3人は持っているんですか?」
「住みかに近づかない条件付きで頂いた。さっき、入った時にバックルアウトを使ったでしょう。」
「うん。不思議だった。何で?」
「密竜に私たちが来た事を告げたんだよ。住みかに近づかないと約束を破る事になるからね。だから、先にやっとくんだよ。」
密竜の牙が凄く反応をしました。
「密竜の牙が反応をしている。何ができるんだ。」
「確かサラマンダーヘルクレスと戦っていたはず。」
「密竜のSOSってことか?」
「…。近い。正式にうちらが人竜と人の架け橋になるために力を貸してくれと言う事らしい。っん?」
「どうした?」
「朝に来ると言ってるよ。久しぶりの再会ですね。」
「そっちから連絡をしてくれるなんでビックリだな。」
「美智子。来たら、治癒魔法で治してやれ。」
「任せなさい。密竜は私たちの大切な友人だろ。恩を仇で返すなんで酷いじゃない?」
「三つ首竜様に会えるなんて幸せだな。」
「密竜が来るまでは内緒だよ。密竜イコール危険と認識されてるんだ。」
「分かりました。三つ首竜が来たら、どうすれば良いですか?」
「敵意が無い事をアピールをすればいいんだ。私の場合この大きな剣を離す、遠めに置くんだ。それで、敵意が無い事をアピールするのさ。」
「かっこいい。私も同じ事をしたら友好は築けますか?」
「難しいな。」
「なんでですか?」
「密竜は臆病だ。密竜の友人は私たち3人だけなんだよね。」
「凛と修司さんも愛ちゃんも初めましてだから、何をするか分からないんだよね。」
「逃げられてしまいそうだな。」
「そんなー。」
「大丈夫。今、連絡をした。了解済です。」
「「でかした。美智子。明日に備えて寝る。おやすみ。美智子。」」
「っておいー。って寝てるー。…。凛も寝たらどうだ?明日はサラマンダーヘルクレスとの戦いだから、少しでも休みなさい。見張りは私がやるから。」
「分かってるんだけど、不安で眠れない。」
「夜が長い。女の子同士、2人の秘密で話し合おうじゃない。」
「美智子…。」
「私は、みんなに人竜の里から抜け出した事を言うのが怖かった。」
「でもみんなは美智子が人竜の里から抜け出した事を知ってるんですか?」
「人竜の民がサンド・ストロング公国にいるのは交渉しに来るか、里から追い出された者
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