嘘つきな愛の詩



ふざけてるっ‼そう思いながらも


そんな事、先輩に言えない私は


泣きそうな気持ちで唇を噛み締めながら自販機コーナーへと向かった。



彼女がいたなんて…。


しかもなんでこんなタイミングでカミングアウトするの?


分ら無い。

先輩の考えてる事が全く分ら無いよ。



さっきから


どうしようもないくらい


胸がツキツキと痛むのに


実感がわかない。

なんの実感が?


先輩と過ごした時間の実感が…


会社にいる時とのギャップがありすぎて


どんなに強く抱きしめられても

甘い言葉を囁かれても


会社での態度のせいで実感がわかないんだ。



でも

彼女がいたなんていうのはあまりにも酷すぎる。


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