嘘つきな愛の詩
悲しくて
悔しくて
やりきれない気持ちで胸が張り裂けそうなのに
ふりほどく気になれない。
この優しい腕をふりほどきたくないと思ってしまう。
腹がたつのに
嫌だと思えない。
彼女がいるくせに…
嫌いになりたいのに
大好きなんて
私どうかしてる。
頭がおかしくなっちゃうくらい好き。
「今夜また会いに言ってもいい?」
耳元の声に
ハッと我に返った私は
首を大きく横に振った。
「もう…プライベートでは会いたくない。
私を騙してたくせに」
酷い言い方。
したくなかった。
けど
これ以上傷つきたくなんかなかった。
彼女がいる人をこれ以上愛してしまうのが恐かった。