嘘つきな愛の詩
好き。
先輩じゃなくて佟茉さんが。
顔が同じだからじゃない。
きっと、初めて会った時
新聞屋のお兄さんから助けてくれた時から
甘えん坊で意地悪で強引で
先輩とは全く違う佟茉さんに恋をしてた。
だからずっと
会社で先輩に会っても実感がわかなかった。
それなのに
階段で助けてくれた時
恐いくらい
心は反応したんだ‼
マンションに着 くなり最上階で止まってるエレベーターが来るのが待てなくて
ヒールのまま思いきり階段を駆け上がって
息をきらしながら私の部屋の隣の部屋。
佟茉さんの部屋のチャイムをならした。
すると、帰宅してそんなに差がなかったのかまだ、スーツ姿の佟茉さんが私を見て驚いた。
「詩っ⁈なんで⁈部屋までバレてるわけっ⁉」
きまずそうな顔。