セピア‐ため息の行方
「私は冷たいりんごジュースにしょうっと!」
  と言って雛子はまず冷蔵庫から自分のグレープジュースとりんごジュースを取り出し、花梨にグレープジュースを手渡してから、そして食器棚の扉を開いて紙コップを取り出すとポットから温かいココアを注ぎ、峻甫と恭にそれぞれに手渡した。


  それから冷蔵庫から牛乳のパックを取り出し、小さなミルクパンにミルクを注ぎほんの5秒ほど温めてすぐさま紙コップに注ぎ入れて愛に手渡した。


  そして雛子に手渡された冷たい飲み物は各自で早速グイっと一気に飲み干し、温かいココアはフウフウ吹きながらそれぞれが飲んだ。


  とその時、隣のモニター室の扉が開く音が聞こえた。


「あっ!いっけない!二人が帰って来たみたいだわ。私達も急いでモニター室に戻りましょう。続きのスピリチァルの講義が始まるわ!」
  と雛子が言ったので、慌てて皆は雛子と共にモニター室に戻った。
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