オフィス・ラブ #∞【SS集】
もらった缶コーヒーを飲みながら、えい、という気持ちで訊いてみた。



「大塚さんとは、どちらからですか?」



お似合いっちゃ、お似合いなんだけど。

この人と彼女が、いったいどんなふうに始まったのか、さっぱり想像つかない。


大塚さんが誘った?

この人から声をかけた?


どっちも、まったくイメージできなくて。


新庄さんは、つと目を上げて俺を見ると、煙草をくわえた口元に意味ありげな微笑を浮かべて、無言で書類に目を戻した。


無視かよ。



「どんなところが、気に入ったんですか」



あえて踏みこんでみると、彼がまた俺を見て、書類をばさっとテーブルに置いた。

煙草を口から離して、ふっと煙を吐く。



「休憩は、終わったらしいな?」



かすかな笑みをたたえて、俺を見すえる。


なにこの人。

どっから崩せばいいの。



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