恋する僕らのひみつ。



――――――……



学校からそのまま駅ビルに向かったあたしは、適当に時間をつぶしていた。



これから、二階堂先輩と会う約束をしてる。



「そろそろ先輩、部活終わった頃かな……」



あたしはウキウキしながら、先輩からの連絡を待っていた。



駅ビルの中を歩きまわって、服や小物を見たりしたあと、



あたしは駅ビルの中にある本屋さんに入る。



ケータイ小説コーナーの前に立つあたし。



中学生のときからハマッている、ケータイ小説。



とくに恋愛モノが大好き。



読みだすと止まらなくて、自分でも気づかないうちに、ニヤけちゃってるときがある。



だから周りに人がいるときは気をつけないと、怪しい人に思われ……。



「結雨」



先輩の声が聞こえた瞬間、後ろから抱き締められた。



――バサッ。



あたしは持っていた本を下に落としてしまう。
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