工業高校のイケメン達に愛されて【上】
あれ、そうなんだ。
意外な返答に、あたしは思わず首を傾げた。
坂口くんはたしかにそこまで授業を真面目に受けている印象はないけども、陰で結構勉強しているタイプなのかと思ってた。
あたしはそれをそのまま口に出した。
「うそー?坂口くんしっかりしてるし、実は勉強得意なんだろうなと思ってた!」
「はは、そんなことないよ。ほら見てよ、これ。」
と、乾いた笑いを発したあと、坂口くんはあたしに中間テストの結果表を親指と人差し指でつまんで空中でひらひらと見せてくれた。
じぃっと、結果表を見つめると。
たしかにどの教科も、全部平均点以下の点数だ…。
ほ、本当だ…って、そんなふうに思ったら失礼だよね。
「ね?全然勉強してないやつっしょ?」
「そ、そ、そうだ、ね?」