工業高校のイケメン達に愛されて【上】
はっきりと肯定することができなくて、あたしは曖昧な返事をした。
坂口くんはそんな話をしていても、爽やかスマイルを崩さない。
いつもニコニコしていてすごいなあ。
素敵な個性だなあ〜。
坂口くんは再び前を向き直した。
あたしは会話が終わっても、前の席に座る坂口くんの後ろ姿を眺めた。
サラサラで綺麗な黒髪だあ〜…。
ほんとに、王子様みたい…。
ぼへ〜っと坂口くんを眺めていると。
ぱーーんっ!!!
…と、急に誰かに頭を叩かれた。
い、痛い…!
髪の毛、ボサボサになっちゃうし…!
あたしは自分の後頭部を抑えた。
「いったぁ〜…な、なに…?」