工業高校のイケメン達に愛されて【上】
今のは後ろからの攻撃…あたしは後ろを振り返ると。
「なにニヤニヤしてんだよ、チビマリモ。」
丸めた教科書を手に持った、あの意地悪な滝本くんがあたしを上から見下ろしていた。
また、滝本くん…!
陸くんに続いてあたしまでこの手の暴力を振られるなんて…。
ヒリヒリする後頭部を抑えながら、あたしも軽く滝本くんを睨む。
「なっ、ニヤニヤなんてしてないもん…!なんで叩くの!」
「はあ〜?ニヤけてっから。お前が鼻の下伸ばしてニヤニヤしててムカついたから叩いた。」
な、な、なにそれ…!!
そんな顔、してないもん…!
なにも叩くことないじゃない!
あたしは納得がいかなかったので、頬を膨らませた。
「そ、そんなことないもん…!!」