工業高校のイケメン達に愛されて【上】



あたしは両手とも拳を作って、否定した。


滝本くんと合った目線にバチバチっと火花が散ったような感覚がする。



「おいおい優介。わかったからそこまでにしろ。女の子に乱暴しちゃダメだろ。」


「…さ、坂口くん。」



睨み合っているあたしたちの間に立って、坂口くんが意地悪な滝本くんをなだめてくれた。



「…ちっ。」



ばつが悪そうに、滝本くんは舌打ちをして自分の席について突っ伏してしまった。


滝本くん、ほんとこわいなあ…。


もう、なんなんだろう。


…それにしても坂口くん、素晴らしすぎます。


助けてくれて、それとさりげなく女の子扱いしてくれるなんて、優しすぎるよ。


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