工業高校のイケメン達に愛されて【上】
幸い俺は、昔から家で1人で過ごしてても大丈夫な子供だったから良かったけど。
『お父さんには内緒ね。』
出かけるたびに、母親はこの一言を言う。
なんでなのかその時は意味はわかっていなかったけど、俺も何も考えず『わかった。』とその時は答えていた。
その後も母親は頻繁に夜に出かけ、ついにある日_____。
『翔。今日も、出かけてくるね。』
『…また、どこか行くの?』
何度も何度も夜に出かける母親を見て、流石に俺もその時は寂しかったし心細くなった。
『すぐ、帰ってくるから____…じゃあね。』
俺の頭をふわりと撫でてにこりと微笑んだ母親は、また俺を1人置いて、出かけていった。