イケメン御曹司に独占されてます
「あの……。今日はスペシャルなおもてなしを準備してるんです。ケーキは手作りですし、シャンパンも冷やしてて。あの、部屋には花も飾ってあって……」
ハッと息を飲んだ池永さんが私の顔を覗き込み——その瞳が優しく細められて——。
私はそっと眼鏡を外して、ダッシュボードの上に置く。
初恋の王子様はターくんだけど、今目の前にいる池永さんをもっと間近で見たくて。
「池永さんが好き。大好きです」
その言葉をまぶしそうな表情(かお)で聞いていた池永さんが、笑いながら何度もキスをする。余りにもたくさんのキスに、さすがに逃れようと身をよじった。
何しろ、これから初めて池永さんをおもてなしするのだ。
ちょっとしたデザートやケーキなど、色々仕込んではきたけれど、完璧なおもてなしで驚かせたくて……。上手くできるのかとドキドキして、なんだか落ち着かない。
「お酒はハーフボトルのシャンパンしか無いから、もし必要ならコンビニで——」
「必要ない。おもてなしは、萌愛がいれば十分だから」
ふたりの甘いイブの夜は、始まったばかりだった。
ハッと息を飲んだ池永さんが私の顔を覗き込み——その瞳が優しく細められて——。
私はそっと眼鏡を外して、ダッシュボードの上に置く。
初恋の王子様はターくんだけど、今目の前にいる池永さんをもっと間近で見たくて。
「池永さんが好き。大好きです」
その言葉をまぶしそうな表情(かお)で聞いていた池永さんが、笑いながら何度もキスをする。余りにもたくさんのキスに、さすがに逃れようと身をよじった。
何しろ、これから初めて池永さんをおもてなしするのだ。
ちょっとしたデザートやケーキなど、色々仕込んではきたけれど、完璧なおもてなしで驚かせたくて……。上手くできるのかとドキドキして、なんだか落ち着かない。
「お酒はハーフボトルのシャンパンしか無いから、もし必要ならコンビニで——」
「必要ない。おもてなしは、萌愛がいれば十分だから」
ふたりの甘いイブの夜は、始まったばかりだった。
